きのうひとをころしたんだ
きみはそういっていた
つゆどきずぶぬれのまんま
へやのまえでないていた
なつがはじまったばかりというのに
きみはひどくふるえていた
そんなはなしではじまる
あのなつのひのきおくだ
ころしたのはとなりのせきの、いつもいじめてくるあいつ
もういやになって、かたをつきとばして
うちどころがわるかったんだ
もうここにはいられないと思うし
どっかとおいところでしんでくるよ
そんなきみにぼくはった
それじゃぼくもつれてって
そしてぼくらはにげだした
このせまいせまいこのせかいから
かぞくもくらすのやつらもなにもかもぜんぶすててきみとふたりで
とおいとおいだれもいないばしょでふたりでしのうよ
もうこのせかいにかちなどないよ
ひとごろしなんてそこらじゅう
わいてるじゃんか
あのなつのひをおもいだす
ぼくはいまもいまでもうたってる
きみをずっとさがしているんだ
きみにいいたいことがあるんだ
だれもなにもわるくないよ
きみはなにもわるくはないから
もういいよ、なげだしてしまおう
そういってほしかったのだろう?なあ